代表の想い

子供に対する最善の療育とは。

個別療育が推奨される昨今、当施設は集団療育に力を入れます。
個別療育を全く行わないわけではありませんが、集団療育を中心に行います。

個別療育とは何でしょうか。
100人いれば100人の個性があり、障害がある子供は特に顕著に表れます。
それは個性であり、伸ばすべきところは伸ばすべきです。
しかし、人は1人では生きていけません。
大なり小なり、コミュニティーに属していないと生きていけません。
その中には、気が合う合わない、多くの人がいます。
その中で、他人との距離感、折り合いをつけて人生を歩んでいきます。

支援級、特別支援学校は一般社会に比べれば、閉鎖的である事は否定できません。
また、不登校児童の利用者も増加しております。
己のほぼ思い通りになる自宅、お客さん扱いしてくれる児童発達支援、放課後等デイサービスしか知らず成人を迎える子供はどのように成長するのでしょうか。
人との関わり方を覚えないまま個別療育をして、IQが上がった、〜が出来る様になったとそれだけで喜んで良いのでしょうか。
私は疑問に思います。

子育てとは何でしょうか。
少なからず、我が子に人生を楽しみ豊かに暮らして欲しいことは共通だと思います。
大多数の親が、子供より先に死を迎えます。
親が、亡くなった後、子供は何十年と社会で生きていかなければいけません。


当施設は、経験豊富な児童発達支援管理責任者がプログラムを作成しますが、集団療育に力を入れることを約束してもらっています。
施設内での集団療育は勿論、水族館、公園、山登り、畑いじり、運動等、
多くの場所で、多くの人、物、景色と出会い、体を動かし、経験を積んでもらいます。

厳しい言い方かもしれませんが、人生は思い通りにいかない事の方が多い事に気付かなければいけません。
それに気付くのも集団に入らなければ、多くの人と交わらなければ気付けない事が多いです。
したがって、集団療育に力を入れます。

代表である私自身、28歳まで学歴は中卒でした。
集団生活に上手く溶け込めず、全く勉強もしない子供でした。
しかし、子供の頃、真剣に向き合ってくれた家族、身近で接してくれた弁護士の先生がいました。また、大平光代先生の本「だからあなたも生きぬいて」との出会いがありました。
それらが、私を一念発起させます。
弁護士になる為、高等学校卒業等認定試験(旧大検)を取得、日本大学夜間法学部に入学、成績優秀者特待生として学費免除、弁護士の夢は志半ばで頓挫しましたが、現在は経営者として事業を複数行なっています。

私が子供の頃、真剣に向き合ってくれる大人達が身近にいました。
大人だって間違いを起こしますし、100%正しい事なんてありません。
しかし、真剣に向き合えば、それはいつか必ず子供に伝わります。
その時には伝わらなくても、時が立ち、真剣に向き合ってくれる大人が身近にいた事は、人格形成にかなりの影響を与えます。
それは、私自身の経験を持って確信しております。
勉強は己がやろうと本気で思わなければ意味がありません。
勉強は何歳からでも遅くはありません。

勿論、最低限の勉強は必要でしょう。
しかし、児童発達支援、放課後等デイサービスの在り方として、その年齢でしか、体験出来ない事、感動できない事に力を注ぐべきであると考えます。

私たちは子供たちに真剣に向き合う事をお約束致します。